アトピーと酵素

日本国内でアトピーの症状に悩まされている方の数は、およそ37万人と言われています。
アトピー性皮膚炎、アトピー性ぜんそく、さらに合併症のアトピー性網膜剥離やアトピー性白内障など、アトピーが引き起こす症状は非常につらいものが多いのが特徴です。

ですが、アトピーの原因とその治療方法はいまだに解明されていません。
アレルギー症状とも免疫の病気とも、遺伝子や血液の病気とも言われていますが、現代の医学を持ってしても、何が問題で、どういうメカニズムで症状が引き起こされているのか、はっきりと分かっていないのが実情です。
つまり「治療法が確立していない」ということですね。

そんな背景もあり、多くのアトピー患者の方々が藁にも縋る思いで酵素食品を試しています。
酵素は確かに、消化や代謝に欠かせない重要な物質ではありますが、その酵素自体がアトピーを改善するという研究結果は今のところありません。
ですが、鍼灸師や漢方医などの東洋医学に携わる方々は、酵素食品をアトピー治療によく利用しています。

病気は体全体のバランスが崩れて起こるもの、という考え方があります。
アトピー患者の多くが便秘がちだったり、手足が冷たかったりすることから、胃や腸などの消化器官の働きが問題となっているのではないか、と予想する東洋医学者も多くいるようです。

酵素は消化を助け、代謝を高めてくれる物質。
アトピーに直接働きかけて改善してくれるというわけではありませんが、胃の働きや腸内環境の改善に一役買ってくれ、体のバランスを整えてくれる、そういった効果は認められるようです。