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セロトニン症候群とベンゾジアゼピン

『セロトニン症候群』は「セロトニン再取り込み阻害薬」である「SSRI」の多量摂取や、「SSRI/SNRI」と他の薬との相互作用により、脳内のセロトニン濃度が上昇することによって起こります。
薬を飲んでから数時間以内に症状が表れることが多いのですが、服薬を中止すれば70%の人が24時間以内に改善します。

ですが、ごくまれに40度以上の発熱が持続することがあり、その場合、横紋筋融解症や腎不全などを引き起こし重篤な状態に陥ることもあります。

『セロトニン症候群』発症の際に発現することが多い「不安」「焦燥」「興奮」などの鎮静や、自分の意志とは関係なく筋肉が収縮して転倒などを引き起こす「ミクロオーヌス」に関しては、『ベンゾジアゼピン系』の薬剤が使用されることがあります。

『ベンゾジアゼピン系』薬剤とは、1960年代に登場したトランキライザー(精神安定剤)のことです。
症状の改善に対しては非常に効果の高い薬だったのですが、副作用も無視できないほどに強く、また、乱用や自殺にも使用されたため、現在は国際的に厳重な管理下に置かれ、医師のみが処方できる薬となっています。

主に「パニック障害」「全般性不安障害」「不眠症」「アルコール離脱」「不安」などの改善に使用されていましたが、現在では、催眠用途としては「非ベンゾジアゼピン系」が登場し、不安障害においては「SSRI」が治療の際の第一選択薬となっています。

長期間の使用に関しては、「耐性」「依存性」の問題や、服薬を中止する際に症状が再発したり一時的にひどくなったりする「離脱症状」の問題で推奨されませんが、一般的に短期間での使用は安全で有効とされています。


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