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発達障害 セロトニン

『セロトニン』の働きと『発達障害』には関連があると言われています。

ひとくくりに『発達障害』と言っても、その症状は様々。
国が定める「発達障害者支援法」では、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義しています。

『セロトニン』の働きに関しては、「自閉症」では全体の約3分の1のケースで、定型発達者よりも血中のセロトニン濃度が高くなっているとの報告が1960年代から繰り返し行われています。
また、脳の広い領域で「セロトニントランスポーター」の密度が低下し、その働きが約3割低下していることも明らかになりました。
自閉症の症状が重いほど、セロトニントランスポーターの働きも低下しています。

さらに、『セロトニン』の原料となる「トリプトファン」が欠乏した食事を続けることにより、自閉症の症状が悪化し、「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」の服用により症状が改善することも報告されています。

「アスペルガー症候群」や「強迫性障害」などでも、前頭葉などの大脳皮質において「セロトニン2A受容体」の密度の減少が見られるようです。

「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」の場合も、脳内のセロトニン濃度と共に、セロトニンの分泌に影響を受ける「ドーパミン」の濃度も低くなっていることが報告がされています。
また、ADHDと診断された人が、のちに鬱病を発症しやすいというのも、セロトニンと「ノルアドレナリン」の分泌量が少ないことが関係していると言われています。


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